昔書いた記事を読み返して、完璧な記事を書こうとすることは無意味だと気づいた

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こんにちは、あかねです。

今回は、ライターにとって完璧主義はデメリットが多すぎるのでやめたほうがいい、
ということを私の実体験をもとにお話をしていきます。

私は納得できないことがあると、
自分で納得できるようにとことんこだわってしまうところがあります。

それは記事を書くときにも影響していて、
特に初心者の頃はその性格が記事作成のときにモロに出ていました。

記事を書いても自分の文章に納得できなくて、何度も書き直し、
作成に時間がかかってしまうこともしばしば。

「仕事として記事を書くなら、完璧な記事を書かなくちゃ!」と
ある意味責任感を持って仕事に取り組んでいたんですね。

でも、そうやって完璧を求めて頑張って書いた記事も、
今読み返すと10点にも満たないクオリティの低い記事です。

ライターを始めた最初の頃に書いた記事なんて、
恥ずかしくて正直最後まで読み切れる自信すらありません。笑

その当時は全力で書いた記事だったんですけどね。
たくさん悩んで、たくさん書き直して、やっと完成させた、
自分にとっては完璧だと思える記事。

でも、それはその当時の全力であって今の全力とはレベルが全然違います。

高いクオリティの記事を書くためには、
とにかく記事を書いて、経験を積んでいくことが必要です。

どんなにライティングの知識を学んだとしても、
はじめからクオリティの高い記事を書けるかといったら、ほぼ不可能なんですよね。

だから、「完璧な記事を書く」と意気込む必要はまったくなくて、
初心者に必要なのは、とにかく記事を書くことなんです。

 

目次

5,000字を書くのに10時間以上かかっていた過去

私はライターになってすぐのころ、記事を書くスピードがめちゃくちゃ遅くて、
5,000字くらいの記事を書くのに、少なくとも10時間はかかってました。

タイピングが遅いわけでもなく(早くもないけど)、
途中で別のことに気を取られているわけでもなく、
それでも書くのに時間がかかっていたのは「完璧な記事を目指していた」からです。

「記事を書くなら間違いがあっちゃいけない!!」
「読者さんが読みやすいように、わかりやすいように書かなくちゃ!」

と、やたら「完璧な記事を書くこと」にこだわっていました。

とにかく間違った情報を書かないよう、少しでもわからない部分があると
納得いくまで調べて自分が理解したうえで記事を書かなくちゃと思っていたので、
特にリサーチにはものすごく時間がかかってましたね。笑

もともとネットで何かを調べたりすることは好きだったので、
調べ始めると止まらなくて。

あれも気になる、これも気になる、って何時間もかけてリサーチしたりしていました。

さらに、読者さんが文章を読んでくれたときに「読みやすい」と思ってほしくて、
分かりやすさを求めて何度も何度も書き直したりすることも。

この言い回しは分かりにくいかな?
この文脈だと意味が伝わりにくいかもしれない…

など、記事を一通り書き終わった後にも修正を繰り返していました。

でも、そうやって書き直していても、
読み返せば読み返すほど自分の書いた記事が完璧には程遠いような気がして、

なんでこんな文章しか書けないんだよー!
もっとわかりやすく書かなくちゃ。
この記事は人に読んでもらうために書いていう記事なんだから!

と、ちょっと病的なくらい自分の記事を書き直ししていました。笑

(どうやったら完璧な記事が書けるようになるんだろう?)

と、いつも完璧な記事を書くことばかりを考えていて、
空き時間を見つけては他の人の記事を読んだり、
ライティングについての本を読んだり、とにかく必死で勉強してました。

 

完璧を求めても完璧な記事が書けない!

何記事か書くにつれ、文章を書くことにも慣れ、
最初の頃よりは徐々に書くスピードも上がっていきました。

完璧主義は相変わらずで、少しでも納得できない部分があると
追加でリサーチしたり書き直したりしていましたが。笑

それでも、最初に比べればそんなに時間を書けなくても「自分が思う完璧な記事」に
近い状態に書き上げることができるようになっていきました。

しかし、自分では「完璧に近い記事」だと思っていても
クライアントに納品すると必ずと言っていいほど修正が入ってしまいます。泣

その時契約していたクライアントは、毎回フィードバックしてくれる
初心者としてはありがたいクライアントだったのですが、
修正内容も結構細かくて、

「この部分は分かりにくいのでもう少し補足してください」
「ペルソナの設定があいまいなので、ターゲットに合った内容にしてください」

と、なかなか1回でOKをもらうことができません。

もちろん、フィードバックを受けることは勉強になるしありがたいことなんだけど、
毎回修正を言われてしまうと、自分の書いた記事を否定されている気がして
記事を書くこと自体が少ししんどくなっていました。

納品の前に自分で何回も読みかえして、修正して、
「今回こそは修正なしで通るだろう!」と思って納品しても必ず何かしら修正を依頼される。

かなり落ち込みました。
なんで指摘される前に気づけないんだろう?と。

(自分では完璧に近い記事を納品しているつもりなのに…何がいけないんだろう?)

 

昔書いた記事を読み返したら、あまりの出来の悪さにガッカリ

そんなモヤモヤした気持ちでいたときに、クライアントから

自分の書いた記事って読み返したことある?
今、昔書いた記事とか読み返してみたら面白いと思うよ」

と言われたんです。
「読み返すことで気づくこともあるから」…と。

それまで、新しい記事を書くことばかり考えていて、
今まで書いた記事を読み返してみようなんて思ったことがありませんでした。

それに、昔書いた記事を読み返す時間があるなら
他の人が書いた記事やライティングの本を読んだ方が
絶対勉強になると思ってましたから。

ただ、「読み返すことで気づくことがある」って
どういうことなんだろう?と、とても気になったので、
いい機会だと思って自分の過去に書いた記事を読み返してみることにしたんです。

すると…あまりにも完璧には程遠い記事で衝撃を受けました…!笑

(え!?なんでこんなにわかりにくい説明の仕方してるの?
こんな説明いらなくない?何考えてこの記事書いたんだ、私…)

その記事は自分にとっては結構「よく書けた」と思っていた記事だったのですが、
読み返してみると、なんとどうしようもなく出来が悪いこと…

情報として間違ったことは書いてないんだけど、何よりムダな文章が多い。

ひとつのことを説明するのにいろんなパターンで説明していて、
とても「スッと頭に入ってくるわかりやすい文章」ではありませんでした。

私はWebライターなので、書いた記事はネット上に公開されます。

そしてネット上にアップされる記事にとって一番大事なのは、
読者にとって知りたいであろう情報を見やすく・わかりやすく書くことです。

それをわかっていなかった状態で、
どんなに「自分にとって完璧な記事」を書いたとしても
それはまったくもって完璧な記事ではなかったんです。

それにものすごく衝撃を受けたし、同時にわからない状態で完璧を求めていた時間って
相当ムダだったんだな、と思いました。

 

記事のクオリティを上げる一番の近道は、とにかく「書く」こと

クライアントから何度もフィードバックを受けて修正を重ねたことで、
自分でも知らず知らずのうちにネットに公開する記事を書く上で
大切なことを学べていました。

ただ、不思議で仕方ありませんでした。

(今の私ならパッと見ただけでこの記事のどこがいけないのかすぐにわかるのに…
なんであの時ダメところに気づけなかったんだろう?)

確かにその記事を書いたあと、何記事も記事を書き続けてきました。
でも、ライティングの知識を新たに学んだわけでもないのに、
すぐに昔の記事のダメなところがわかるのはなんでなんだろう?と。

答えは簡単です。それは、経験の差。

どんなにいい文章を書いた!と思っても、それは「現時点での自分」が評価したこと。

これから先、どんどん記事を書き続けていたら、もっともっとレベルアップして
今書いている記事すらダメな部分がたくさん見つけられるようになるでしょう。

最初から完璧な記事なんて書けるわけないんです。
どんなにライティングの知識があったって、それは知識として持っているだけで
それを活かした文章を書くためにはとにかく書いて経験していくしかない。

見るのとやるのじゃ大違い。
上手くなるためにはどんどんやらなければ上達できません。

ひとつの記事にこだわって時間をかけるよりも、
どんどん書いて新しい記事を作り上げていった方が経験値はたまりやすいです。

そう気づいたとき、「完璧主義ってライターにとって害でしかないな」と思いました。

だって、「今」の私がどんなにいい記事が書けた!って思っても、
「未来」の私はそう思わないかもしれないって事ですから。

 

完璧を求めて書き直しても、一気にレベルアップなんてしない

完璧主義を辞めようと思い、その後はあまり細かい部分は気にしないようにして
ある程度書き上げたら納品するようにしていきました。

もちろん、マニュアルに書かれていることは守るとか、
誤字脱字はないようにするとか、そういう最低限のことは気を付けていましたが。

私は運よく毎回フィードバックをくれるクライアントだったので
完璧主義だったころと、完璧主義を辞めようと思ったあととで
同じクライアントからフィードバックを受けることができました。

すると、完璧を求めていない記事でも言われることは変わりませんでした。笑

それってつまり、
完璧を求めようが、求めまいが、
そのときに私が書ける記事の内容は変わらない
ってことです。

そして、細かくこだわっていたところは
記事としてそんなに重要じゃなかったってことでもあります。笑

どんなに完璧を求めても、その時に書ける記事の内容が劇的に変わるわけじゃなく、
一気にレベルアップして記事が書けるようになるわけでもない。

だったら完璧にこだわらず、
ひとつでも多くの記事を納品してフィードバックをもらって、
経験を積んでレベルアップしていこうと思いました。

 

初心者のうちは、出来が悪くてもどんどん書いていくことが大事

ライティングの知識がない状態でやみくもに大量の記事を書いても、
記事のクオリティはなかなか上がりません。

でも、正しいライティングの知識をしっかりと身に付ければ、
ある程度のクオリティの記事は書けるようになります。

そして、そこからはあとは「書いて」レベルアップしていくしかありません。

私は完璧を求めて記事を書いていましたが、
私の思っていた「完璧な記事」って何だったんだろう?って疑問に思います。笑

ライターになってたくさんの記事を書いてきた今なら
100%に近いクオリティの記事を書くことができますが、
初心者の頃に高いクオリティの記事を書くことはほぼ不可能です。

何記事も書いて、経験していくことで身に付いていくものですから、
最初からできる人なんてよほどの超人でない限りいないと思います。

だから、今の私が、初心者の頃の私に言いたいことは、

完璧な記事を書くなんてできもしないこと言ってないで、
出来が悪くてもいいからとにかく何本も書けー!!

ってことですね。笑

結局、ライターとして文章をうまく書けるようになるには、
たくさんの記事を書き続けるしかありませんから。

ただ、どんなにたくさん書くことは大事だと言っても、
正しい知識がなければ元も子もありません。

しっかり正しい知識を身に付けたうえで、書き続けていくことがなにより大事です。

 

この5,000字の記事は、3時間半で書き上げた

ちなみにこの記事は5,000字ほどの記事ですが、3時間半で書きあげました。
昔の私なら10時間以上かかっていた文字数ですね。笑
記事を書くことに慣れれば、短い時間でも書けるようになります。

どんなにライティングの知識があったとしても、
それを活かせるようになるには練習が必要なんです。

それに、ジャンルによっても記事の内容によっても書き方はさまざま。
だからこそ、とにかく書いて書いて書きまくって、
さまざまなパターンの書き方に慣れていくことが大事です。

完璧な記事を書くことにこだわる必要は全くありません。
というか、完璧を求めても、
その時自分が書ける記事のクオリティはそんなに大きく変わりません。

だからこそ、その時自分が書けるベストな記事を書いてどんどん納品していきましょう。

そして、記事を書くことに慣れてきたら
自分が昔書いた記事を読み返してみてください。

「こんな記事書いてたんだ…恥ずかしい!」

って思えたら、ライターとしての実力がついている証拠ですよ。笑

それでは。

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