こんにちは、あかねです。
今回は、働く環境を変えたら自分と他人を比較することがなくなった、
という体験について話していきます。
私は昔から自分と他の人を常に比べていました。
「比べることはよくない」ってわかってはいるけど、
それでもやめることができずに辛い思いもしてきました。
落ち込むことも多かったし、コンプレックスの原因にもなったりして、
めちゃくちゃ人生損していたと思います。
ただ、会社を辞めて在宅で働くようになってから、
人と比べることがなくなりました。
そして、ライターの育成をするようになって自分に自信が付いたことで
人と比べる必要がなりました。
性格が変わったわけではありません。
変わったのは、働く環境と考え方だけです。
性格を変えることは難しいですが、自分の置かれている環境を変えることで
考え方や物事の受け止め方・感じ方は変えることができます。
私はやめたくてもやめられなかった自分と他人を比較してしまうクセのせいで、
長年悩み続け、自分の人生に悲観的でした。
なんで私はこんなにダメなんだろう…と。
でも、人と比べなくなった今は、前向きに物事を考えられるようになったし、
ムダに落ち込むこともなくなりました。
自分の環境を変えて考え方を変えることができれば、人生はガラリと変わります。
目次
自分と他人を比較する…そんな自分が大嫌い
(自分と他人を比較するのはメリットが少ない。)
(デメリットが大きすぎるから、やめるべきだ。)
頭ではわかってる。でも、やめられない…
昔から、常に自分と他人を比べてしまっていました。
大人になってからもそのクセは全く直らず、
むしろ会社に入ってからはさらにエスカレートしていく一方。
「同僚の方が評価されていてくやしい」とか、
「あの人は仕事ができてすごいなぁ。それに比べて私は…」と、
自分より仕事ができる人に対して劣等感を感じたりとか。
自分と他人を比べることで気持ちが落ち込むことも多かったし、
なにより、何でも人と比べてしまう自分が嫌いでした。
自分と他人を比較してしまうクセをどうしても直したくて、
できるだけ人の言動を気にしないようにしたりする努力はしてきたけど、
無意識にどうしても比べてしまっていました。
仕事に慣れてくると、人と比べ始める
私はパートなども含めると何度か転職の経験がありますが、
新しい職場に入ってしばらくは自分と他の人と比べることはほとんどありません。
人と比べ始めるのって、職場に慣れてきてからです。
新しい会社に入社すると、まずその会社のルールを知る必要があります。
最初のうちはそのルールを覚えることに精一杯で、
自分と他の人とを比べる気持ちの余裕がありません。
「入社したてでは先輩よりも仕事ができなくて当たり前」
と思っているからなのか、わざわざ比較したりすることもありません。
ただ、入社してしばらくすると大体ルールも覚えてくるし、
ある程度会社の仕事にも慣れてきます。
すると、気持ちにも余裕ができてくるので、周りにも目が行くように。
その辺りから、会社内の人たちの力量というか、仕事のできる順というか、
そういう部分っていうのも見えてくるようになるんですよね。
自分も含めて、周りの人をランク付けしてしまう
会社内の人たちの仕事ぶりがある程度わかってくると、自分の中で
(この人よりも自分は仕事ができるのか)とか、
(この人には敵わないな)とか、そういうのが気になり始めます。
すると、「この人には絶対に勝ちたい」とか
「この人以上に仕事ができるようになろう!」とか
そういう余計な感情が沸き上がってきます。
また、他の人と比べて自分が会社の中でどの位置にいるのかを確認したくて、
自分の中で勝手に社内の人をランク付けしてしまっていました。
「この人は私より仕事のできる人」
「この人よりは私の方が仕事ができるだろう」
「コミュニケーション能力はあの人には敵わないな」
そんな風に、「自分と比べてどうなのか?」という基準で
自分と周りの人に順位をつけていました。
そして、その勝手なランク付けの中で1番になることが私の目標でした。
1番になれなければ悔しいと思うし、
自分よりできる人と比べて落ち込んでしまうことも多々ありました。
勝手にランク付けとか超失礼!そのうえ勝手に落ち込むとか最低…
(そもそも人と比べたりしなければ、こんなに落ち込むこともないのに。
勝手にランク付けするとかどんだけ相手に失礼なんだよ。)
人と比べて自分が負けているな、と感じて落ち込んだとき、
落ち込むと同時にランク付けしている自分がものすごくイヤな人間に思えて
さらに落ち込みました。
しかも、そういうのって隠していても相手に伝わってしまうんですよね。
ランク付けして、他人を見下したいわけじゃありません。
あくまでも知りたいのは「自分の立ち位置」。
でも、ランク付けしてしまってる以上、自分の中で
「自分より上か?下か?」って言うのはハッキリしているので、
見下してるつもりはなくても、無意識に態度に出てしまう。
仕事の話をしていても、自分より仕事ができる人の話なら
素直に意見を聞くことができるけど、
自分より下だと思っている人の意見は素直に受け入れられない。
マウンティングするつもりはなかったけど、
きっと「見下されてる」と感じている人もいたでしょう。
そう考えるとランク付けしてた自分は最低な人間だなと思います。
人と比べてしまうのは、負けず嫌い+自分に自信がないから
私が自分と他の人を比べてしまう理由は大きく2つ。
それは「負けず嫌いな性格」と「自分に自信がない」ことです。
私は基本、ものすごく負けず嫌い。
何においても、人には絶対負けたくない!と思ってるところがあります。
だからこそ自分と他の人を比べて、自分は勝っているのか?負けているのか?
ということばかりに目を向けてしまいがちです。
仕事ができて評価される人を妬んだり、
もっと自分も評価されたいと思って空回りすることもしばしばありました。
そして、努力して認められるようになっても、
もっと!もっと!と評価されたいという気持ちが強すぎて
終わりが見えない無限ループにはまってしまうこともありました。
この負けず嫌いな性格、裏を返せば「自分に自信がない」ってことです。
自分に絶対的な自信がある人は、たぶん自分と他人を比べたりしないでしょう。
自分の基準がちゃんと確立していれば、人と比べる必要がないからです。
でも、自分に自信がないと他の人と比べてどうなのか?という
相対的な評価で自分を計ろうとします。
(あの人よりはできるから大丈夫)
みたいに、自分を安心させるための材料として、
自分のコンプレックスを少しでも解消するために比較する。
そして、「他の人よりできる」ということを自信に変えていきます。
だから、人と比べて負けちゃうと、自信がなくなっちゃうんですよね。
自分に自信をつけるためには負けるわけにはいかない、だから勝たなくちゃ!
→「負けず嫌いな性格」の出来上がりです。
そして、また負けることがあると自信がなくなる
→自信をつけるために人と比べる
→勝たなくちゃ!
で、負の連鎖です…
(どこかでこの連鎖を断ち切らなきゃいけない。
自分に自信をつけるのは難しいけど、人と比べることをやめられないだろうか?)
そう思って努力はしてみたものの、人と比べてしまうクセも
自分の意志ではなかなか変えることができませんでした。
なんとか比べてしまうクセをやめようと、
人の言動を気にしなようにしたり、比べてしまっていることに気づいたときは
考えないように他に集中できることを探したり…
でも、その瞬間は比べることをやめられても、
ふとしたときにまた比べている自分に気が付きます。
どんなにやめよう・やめたい、と思っても、
結局無意識に比べてしまっている自分がいました。
(もう、これは性格だから仕方ないんだ…やめたいと思ったって、やめられないんだ)
と正直諦めていました。
会社を辞めて在宅で働き始めたら、人と比べることがなくなった
在宅で働くようになってからしばらくして、
「最近、自分と他の人を比べてしまうことがなくなったな」と気が付きました。
それまで会社で仕事をしてたときは、
人の言動や自分より仕事ができるか?できないか?っていうのが気になって、
自分と他の人を比べていつも気持ちがギスギスしてました。
社内の人に対しても仲間意識というよりはライバル視しているところがありました。
でも、在宅で働き始めてからそういうのがほとんどなくなったんです。
(なんで急に人と比べなくなったんだろう…?)
すごく不思議でした。
特に「やめよう!」と意識していたわけではなかったのに、
自然と比べることがなくなっていたからです。
在宅で働いているとはいえ、数名のグループで仕事をしていたので、
常に他の人と一緒に仕事をしている状態。
メールやチャットでこまめに連絡も取っていたし、
オンラインでミーティングすることも多かったです。
それなのに比べなくてすんだのは、たぶん「いつも見えてるわけじゃないから」。
会社で働いていたときは、毎日顔を合わせて仕事ぶりを見ている状態だったので、
いいところも悪いところも、目に入ってきていました。
でも、在宅では仕事中はひとりです。
どんなにこまめに連絡を取ろうが、毎日ミーティングしようが、
常に見える状態で仕事してるわけじゃありません。
だから、私が1時間かかる仕事を15分で終わらせてようが、2時間かかっていようが、
話題にならなければ私にはわかりません。
これが常に見えている状態だったら、
「あの人はこの仕事にこんなに時間がかかるのか。私の方が早いな」
とか思っているところですが、わからないので比べようがありません。
ひとりで仕事する時間が増えたことで見える部分が少なくなって、
必然的に人と比べることが減りました。
そして、比べて・落ち込んで・また比べて、という負の連鎖が絶ち切れたことで
ギスギスしていた気持ちがとても軽くなり、
人の良いところを素直に受け入れられるようになりました。
見えているから比べてしまう。
だったら、「見えなく」してしまえばいい。
人と比べてしまう私の性格が直ったわけではありません。
でも、環境を変えることで無意識に比べてしまうクセを抑えられるようになりました。
ライターの育成をすることで自分に自信がついた
ライターの育成をするようになってからは、
自分に自信が付いたことで、さらに人と比べることがなくなりました。
自分の育成したライターさんが独立して稼げるようになった!と報告してくれたとき、
何とも言えない充実感が沸き上がってきます。
そして、そうやって自分の育成したライターさんたちが成功している姿を見ると
自分にすごく自信が付きます。
私が教えたことで稼げるようになる人がいることが嬉しいし、
自分のやっていることが誰かの役に立つことも嬉しい。
ライターさんたちからも喜んでもらえて、
「あかねさんのおかげで仕事が取れるようになりました!」って感謝もしてもらえる。
それが大きな自信になったし、
「自分だからできること」を見つけられた気がしました。
考えてみれば、会社で働いていたころは
「自分だからできる仕事」というのはありませんでした。
会社って、「その人しかできない仕事」があってはいけないんですよね。
自分が休んだりしたときに会社が困らないよう、必ず自分以外の誰かが
その仕事をできるようにしておかなければいけません。
それは逆を返せば「誰でもできるようにしておかないといけない」ってことです。
その「自分じゃなくてもできる」という環境も、自分に自信を持てなかった原因でした。
ライターの育成という「自分だからできる仕事」を見つけることができたことで、
自分に自信をもてるようになり、人と比べる必要性もなくなりました。
自分と他人を比較してしまうのは環境を変えればやめられる
自分と他の人を比べないようにしよう、と思っても
すぐに自分の性格を変えることは難しいです。
自分の意志で比べないように変えられる人は本当にすごいと思うけど、
私は変えることができませんでした。
だからこそ、感情をコントロールすることを考えるよりも、
環境を変えた方が早いし確実だと思っています。
他人と自分を比較してしまうのは、人の言動が「見えているから」です。
見えていなければ比べることもないし、
比べなければ自信をなくして落ち込むこともありません。
私は在宅で「見えない」環境になることで、
比べて落ち込むこともなくなり、いつもギスギスしていた気持ちも穏やかになり、
自分と他人を比べてしまうことをやめることができました。
それは私にとって大きなメリットだったし、
今までずっと抱えてきた悩みを解消できた転機でもありました。
そして、人と比べることで相対的に評価して自信をつけるのではなく、
自分自身に絶対的な自信をつけることで、さらに人と比べることはなくなります。
私はライター育成という「自分だからできること」が見つけられたことで
自分に大きな自信をつけることができました。
自信がつけばわざわざ人と比べる必要はありません。
自分と人とを比べなくなることで気持ちも穏やかになるし、
毎日が楽しく過ごせるようにもなります。
自分と他の人を比べることは、メリットが少ないです。
それはイヤと言うほどわかっているから、これからも人と比べることなく
「自分」を大切にして生きていきたいな、と思います。
それでは。
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